2013年 7月19日
祇園祭 神幸祭
7月の京都といえば祇園祭です。
祇園祭は、17日の山鉾巡行とその前夜までの宵山が主と思われがちですが、
1日の吉符入りから始まり、月末の奉告祭および夏越祭まで、
ほぼ毎日どこかで神事が執り行われています。
17日は、その中の「神幸祭」という日にあたります。
神幸祭では、八坂神社さんの三基の御神輿が氏子区域を巡行し、
24日の還幸祭まで四条寺町の御旅所にとどまられます。
錦天満宮でも、錦小路通り(錦市場)の清祓および、
神輿渡御される西御座・錦神輿会様の安全祈願をさせていただきました。
集まられた皆さんの多くは錦市場でお仕事をされている方々と存じますが、
この神輿渡御の日には、どなたか分からないほどお顔つきが変わられます。
御神酒拝戴の後、渡御の安全をお祈りし、お見送りいたしました。
また、中御座神輿を先導されている久世駒形稚児様が御旅所を経てご到着され、
錦天満宮にて正式参拝・玉串奉奠されました。
今年はめずらしく神幸祭と還幸祭を双子のご兄弟がお努めです。
皇族や長刀鉾のお稚児さんでも下馬しなければならない八坂神社さんを、
この駒形稚児さんだけは騎馬のまま本殿へ行くことが許されているとのことです。